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第14話
『完璧主義』の人って多いんです
知らないうちに『完璧主義』になってしまっている、という人は少なくないようです。完璧主義とは、「100点満点のみを求めて、99点を許せない」という極端な人だけを指すのではありません。もっと身近なところに、完璧主義は隠れているのです。
例えば、何か習い事をしていても”もっと上手にならないと、とても人には見せられない“と人前に出るのを先送りにするのも、完璧主義が隠れているのかもしれません。本を読む時も、”絶対に最初から順番に読んでいかないと気がすまない“、”理解できないことがあるとなかなか読み進めない“という人も、完璧主義が隠れているのかもしれません。
気付かないうちに完璧主義になっている人は、実は結構多いものなんです。何か勉強を始めたいと思うけど、なかなか手がつかない、始められないという人も完璧主義が邪魔していることがあります。”きちんと結果が出るようにやりたい“、”基礎からきちんとやりたい“、”ちゃんと時間を取ってやりたい“と考えてしまうと、なかなか始められなくなるものです。そして、いつまでも始めることのできない自分を責めたりするようになるのです。
”全てがうまくいっている人になりたい“、”誰もが認めるような幸せを手に入れたい“と思う人の心にも、完璧主義は隠れているかもしれません。全てのことがうまくいっている人などいないことは分かっていても、そういう人の真似をしたいと思ったり、世の中の全ての人が認めるような幸せを手に入れている人などいないんじゃないかと分かっていても、それを求めてしまったり…。完璧主義とは、日常の中にいっぱいあるのですが、あまり意識されていないようです。
「完璧主義の何がいけないんだ」と言う人もいるかもしれません。完璧主義だと何がこまるんでしょうか?
完璧主義が過剰になると、物事に白黒をはっきりつけたいという考え方になり、中間の部分を認めきれなくて、非常にストレスを貯めやすいという面があります。人生の中で見ると小さなことなのに、そのことだけにこだわってしまい、人生を誤った方向に進ませてしまうことすらあり得ます。知らず知らずのうちに、物事を減点法でばかり考えてしまい、悪い方にばかり考えが向いてしまうかもしれません。
世の中には、完璧主義じゃないと困る仕事もあります。本当に小さなミスでも決して許されないということもあります。そういう人は、仕事の場面でだけ完璧であればいいと思います。人間の完璧な面というのは、その人の一部分でしかないのです。「人類史上、全てのことを完璧にやり遂げた人間は一人もいない」ということを忘れてはいけないんだと思います。
何でも完璧にやろうとするのではなく、本気で力を注ぐものを全体の2割ぐらいにしておいて、残りの8割のものは軽く流していくぐらいの気持ちでよいのではと思います。それが心を健康に保つには必要なんじゃないでしょうか。
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