tjsaga.co.jp を検索 WWW を検索  
トップ>佐賀の人
No.001〜050のリストへ   No.051〜100のリストへ   No.101〜150のリストへ   No.151〜のリストへ

No.177


Profile

1980年鳥栖市生まれ。地元の田代中学校を卒業後、鳥栖工業高校へ進学。陸上部に所属し、三年生の時に国体の3,000m障害での2位入賞などの実績を残す。帝京大学でも一年時から箱根駅伝に出走するなど活躍し、2003年4月に安川電機に入社。2007年1月に行われた第12回全国都道都道府県対抗男子駅伝では、アンカーとして区間賞となる10人抜きの力走を見せ、佐賀県の3位入賞に大きく貢献した。


若者たちへの
メッセージ

 たとえば長距離の選手だったら、まずは走ることが好きであることが大切だと思います。つらいことがあっても、好きなことなら続けていけるはずです。何より、好きなことをやれる環境にあることが幸せなことなのですから。その気持ちを持って努力していれば、いずれは結果がついてくると思います。


安川電機 陸上部
 飛松 誠 さん  - Makoto Tobimatsu -
「日本でトップレベルの走りをして、これからは世界で勝負していきたいと思っています」

 今年1月に広島で行われた「第12回全国都道府県対抗男子駅伝大会」。アンカーとして13位でたすきを受け、区間賞となる10人抜きの力走で佐賀県チーム3位入賞最大の立役者となったのが、鳥栖市出身のランナー・飛松誠選手だ。 「中学生や高校生達が頑張ってたすきをつないでくれたおかげで、良い位置で上位を追うことができました。レース終盤になって先頭集団が見えてきた時、『これはいけるかもしれない』と思ったんです。最後のスパートでものを言うのは、技術やスピードではなく、やっぱり『負けられない』という気力と根性。この2つが自分の持ち味ですから。3位という成績を残せたのは、本当にチームのみんなのおかげです」。  先頭集団を猛追し、ねばり強く気力で走り抜いた飛松さん。その走りは多くの人々に清々しい感動を与えた。
飛松さんは1980年、鳥栖市に生まれた。幼稚園の頃からマラソン選手に憧れていた飛松少年は町内の駅伝大会などでも活躍し、近所でも有名なスポーツ少年だった。「子どもの頃は、近くの山でクワガタ取りをしたりして元気に遊び回っていました。私の地元は相撲が盛んで、小学生の時は野球と相撲をしていたんです。そんな子ども時代の経験が、ねばり強い足腰を生んでくれたのかもしれませんね」。
中学では陸上部に入部し念願の長距離選手となった飛松さんだが、なかなか大きな大会では結果を出せずにいた。長距離の伝統校として知られる鳥栖工業高校に進学した後、彼の才能は徐々に開花し始める。三年生の時に出場したインターハイで7位入賞、そして国体では3000m障害で2位に輝くなど、彼の名は次第に全国に広まっていった。
鳥栖高校卒業後は帝京大学に進学、一年目から箱根駅伝に出場し、最初の2年間は登りの難所として知られる5区を走った。
「子どもの頃に山を走り回っていたせいか、昔から登りは得意だったんです。箱根では、自分から志願して5区を走らせてもらいました。山をねばり強く走るのが、やっぱり自分には向いていたみたいですね」。
帝京大学でも輝かしい実績を残し、長距離ランナーとして着実に成長を遂げた飛松さんは、卒業後安川電機に就職し陸上部に入部する。毎日駅伝で区間2位となるなど早くからその実力を発揮し、順調な競技人生を過ごしていった。しかし入社して3年目となる2005年、膝を故障して走ることができなくなってしまう。
「走れなかった時期というのは、精神的にひどく落ち込んでいました。そんな時に自分を支えてくれたのが、妻の三紗子でした。彼女の支えもあって膝の怪我も回復し、長女の恋綺(こみか)が生まれた次の日に開催されたニューイヤー駅伝で復帰することができたんです。走ることができずに苦しんだ時期もありましたが、自分を支えてくれた妻と娘のおかげで、乗り切ることができたんだと思います」。
家族の支えもあって膝の故障から見事復帰した飛松さんは、2007年の元日に行われた全日本実業団駅伝において2区で14人抜きという快挙を演じ、その後の都道府県対抗駅伝と、今まで以上のめざましい活躍を見せている。そして3月の全日本実業団ハーフへ向け、今も調整に余念がない。
「今後も日本でトップレベルの走りをしながら、積極的に世界でも勝負したいと考えています。今はトラックとハーフが中心ですが、いずれはマラソンにも挑戦して、結果を出したいですね」。

※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

Copyright All rights reserved. NISHINIHONINFORMATION CENTER CO.LTD.