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No.161


Profile

昭和27年1月 北方町生まれ。中学を卒業後、左官を学び、数年の修行の後、独立。左官業を営む中、有志で集まり「藁の家をつくる会」を発足。この活動をきっかけにSAKANアートなるアートを誕生させた。「NPOまちづくり研究所」「NPO循環型たてもの研究塾」役員理事。まちづくり・環境を配慮した建物・左官アートを通じての広報活動を行っている。


若者たちへの
メッセージ

『お天道さんの見とんしゃ』小さい頃母からよく言われました。小さい頃はちゃんとお天道さんと向き合って暮らしていましたが、未成年と言われる頃に一時お天道さんを忘れて親不孝をしてしまったこともありました。自分が今やらなければいけない事、思う事、やりたい事、やった事は、誰も見ていなくても「お天道さまはちゃんと見とんしゃ!」。心の中にお天道さまを持て!


SAKANアーティスト

田崎 龍司 さん

左官の良さをもっともっと知って欲しい。
手間をかけて手づくりした昔ながらの家は、
体にやさしいんですよ。

 「土」からアートをつくり出す、SAKANアートなるものの達人・田 龍司さんを訪ねた。自宅横の倉庫には、微妙に色が違う「土」がボトルに詰めて並べられている。田 さんは、左官業のかたわら、土に魅了され、土を原料にした様々な作品を作っている。 「子供の頃は勉強嫌いでね、中学卒業して、職業訓練校で左官科に入って1年間学びました。それから伯父がやっている左官屋に就職しました」。

 左官の経験を重ねていき、29歳の時に晴れて独立。かれこれ40年近くになる大ベテランだ。 「最初は個人宅を作っていました。仕事をしていく中で、『何か他にできることはないか』と探している時に、住環境コーディネーターの勉強をして、段差の解消や手すりの設置など、住みやすい環境の事などを学びました。『それも役に立つけど、何か違うな』と」。

 心を揺さぶる何かを探し求める田崎さんは、5年ほど前、ピンとくるものを発見した。それが「土」との出会いだった。「佐賀のある場所で、印象的な土と出会いました。『この土を使って何かできないかな』と考えて、絵を描いてみました」。

 SAKANアートの誕生だ。一口に“土”と言っても、含まれる成分によって、色味が違う。車の中にはいつもビニールとショベルを積み込み、気になる土は「ちょっとだけ」持ち帰る。とある工事現場にでも、声をかけて土をもらってくるという熱の入りようだ。 「土は干して乾燥させてサラサラの粉状にします。結構手がかかりますよ。絵を描く時のコテも手作りします」。

 ただ時間をかけて土いじりをしているのではない。本業の左官業を基盤に「藁の家をつくる会」で昔ながらの藁の家をつくったり、まちづくり・環境を配慮した建物づくりなどの広報など多岐に渡って精力的に活動している。 「左官のよさをもっともっと知って欲しいという思いがあります。昔ながらの材料や作り方で家を建てれば、体にもやさしいんです。昔はシックハウスとかも聞かなかったですもんね」。

 自然を活かした体にやさしい家づくりを考える田 さんは、これからもあらゆる場所で塗り壁体験やアート指導、土玉づくり(土でできた玉)など、左官に通じるイベントで人の輪を広げていくのだ。

※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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