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No.148


Profile

1946年1月、青森に生まれ、太良町で育つ。
高校卒業後、名古屋に就職、結婚。36歳の時、夫に先立たれ、1996年佐賀に戻ってきた年から、里親探しのボランティアを始める。これまでに、500匹の動物の里親を探し、現在、自宅に四匹(飼い犬含む)、保護犬舎等に8匹の犬の世話をしている 。


佐賀の若者たちへの
メッセージ

「明治維新の頃、佐賀には偉人がたくさんいました。それだけ佐賀の人っていい素質、いい根性を持っている人が多いと思うんです。
 若い人たちにもおおいに、自分の思ったことをやってほしい。自分の納得できるような行動をとってほしいと思います。」


ぴぃす動物くらぶ 代表

家田 明子 さん

数字に表れていないところで、不幸にも死んでいく犬や猫がいることを忘れないで。
その意識を持って動物と接することが大切だと思います。

 現在、佐賀県において保健所で処分される犬・ネコの数は、年間6000匹を超えている。そして、諸々の事情があるとは言え、その大半が人間のエゴで捨てられる動物達だ。そんな動物を一匹でも多く助けようと、ペットの里親探しのボランティアをしている女性がいる。家田明子さん。活動を始めて8年、これまでに、500匹を超える動物の里親を探してきた。

 自身が特に犬、ネコ好きだったというわけではない。ただ、捨てられ、処分されるしかない動物を見るに見かねたというのが、ボランティアを始めた理由だ。当初は個人で抱えられる範囲だったが、そのうち、同じ保護活動をしている人らとともに、動物福祉ネットワークという市民団体を設立、一時は会員が150人になる程に大きくなったが、経済的な問題等から自然に縮小・分散し、現在は『ぴぃす動物くらぶ』の主宰として、実姉とともに活動をしている。

「犬猫を助けたいという思いはあっても、保護をするのには本当にお金がかかるんです。でも、佐賀県で平成十年に1500匹以上の犬が保健所で処分されていたのが、五年間で3000匹にまで少なくなった。この数字は、そんな人達の活動も一助になっていると思います。数では表れていないところで、不幸にも死んでいく犬や猫たちはもっともっとたくさんいます。そのことを忘れないで欲しい。大切なのは、みんながその意識を持って動物と接することなんですよね」。

 捨て犬、捨て猫を増やさないためにも、飼い主は責任を持って避妊(オスはできれば去勢)手術を受けるべきだと家田さんは言う。だが、その費用は一匹あたり二万〜四万円。理解のある飼い主はそういった手術を済ませてから里親探しの依頼をするが、そればかりではない。中には、家田さんがボランティアをしていると知って、家の近くに勝手に捨てる非情な人もいると言う。また、捨てられた動物ほど、人間に対する恐怖心からか、噛み癖や吠え癖が大きいと言う。そんな彼等を、里親が飼えるまでの状態にするのもかなりの時間と労力を要する。避妊の費用をはじめ、そういった負担も、全て自費でまかなっているのだ。道楽でできるほど楽な暮らしをしているわけではない。朝7時から働きに出かけ、昼からは動物達の世話にかかりっきり。自宅に四匹の犬を飼い、野良猫(避妊済み)にエサを与え、北川副の犬舎に五匹を保護、脊振に3匹の犬を預けている。まるで、犬のために働いているようだ。

「正直、いっぱいいっぱいで、何度もやめたいと思いました。それでも里親の元で幸せそうに暮らす動物たちの姿をみれば、『やらなければ』と思うんです。少しの間世話をしただけでも、私のこと覚えていてくれて」。

 現在、家田さんらボランティアグループが連盟で署名活動を行っている。犬やネコをガス室に送り込まないための具体的政策をとってほしいという県知事宛のものだ。世の中は空前のペットブーム。動物によって暮らしが潤され、癒されている分、人間も、動物保護に対しての責任を果たすべきではないだろうか。



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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