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No.133


Profile

昭和27年3月、佐賀市生まれ。佐賀北高等学校卒業後、明治大学法学部へ。東証1部上場会社などの課長職を経て、平成8年に富士警備保障鰍ヨ。フジHOTセンターを立ち上げ、現在、センター長の任に就き、人と人とのつながりを大切にした、高齢者のための緊急通報・相談システムの確立に努めている。特定非営利活動法人(NPO)事務局長。


佐賀の若者たちへの
メッセージ

「『誰がどうした』『あれがこうした』と騒ぐ前に、富士山のようにどっしりとした自分を早く作れ。」


富士警備保障潟tジHOTセンター長

山田 史明 さん

“何になるか”ではなく、“何をするか”。
ここ(フジHOTセンター24)は、
地域に、社会に、そして、何より『生』に役立つ事業。
人としての原点を大切にしたこの仕事に
自信と誇りを持っています。

 高齢化問題を抱える日本。我が佐賀県でも、89万の人口の内、65歳以上の高齢者は19万、その半数が75歳を超えている。また、その中で、夫婦だけで暮らしている世帯が2万組、さらに、一人暮らしをしているのが2万世帯と、深刻な状況に陥っているのが現状だ。

 そんな中、佐賀市鍋島に本社のある富士警備保障鰍ェ、平成9年に立ち上げたのが『フジHOTセンター24』。高齢者の自宅に、ワンボタンでつながる通報機を取り付け、緊急時など即座に応対する、高齢者のための緊急通報・相談システムだ。現在、県内外24の市町村からの委託を受け、利用者は1300人に及ぶ。

 自治体の高齢者支援施策として、同じような事業は全国各地で行われているが、主に消防署や民間の専門会社が委託を受けており、警備保障会社が始めたのは全国でも初めてのこと。「我々は、セキュリティのプロ。人の生命にも関わる事業だから、機動力のある当社(警備会社)がそのサービスにあたるのは、まさに適職。人間不信の世の中だからこそ、生命を守るという使命に燃えたエキスパートが、これまでのノウハウを活かし、看護師やホームヘルパーなどのスタッフと力を合わせて活動しています」とは、センター長の山田史明さん。

 大学卒業後、信販会社や食品会社などで管理職を務め、経営計画や新規事業開発などに従事してきた山田さんが、同警備会社に入ったのは、平成8年のこと。「ノンバンクの仕事をしていて、私が持っている理念と会社の方針がどうしても合致せず、職を捨て、しばらく植木職人をしていたんです。そんな時、十数年前に知り合っていた富士警備保障の営業部長さん(故人)から声をかけていただいて。彼の人柄と、そんな彼が長年勤めている会社なら、何かできるかもしれないという期待で、再就職させていただいたんです」。

 経営計画室長の任を受け、同時にHOTセンターのセンター長も兼務しながら事業の基盤づくりに着手。山田さんが目指したのは、 『人間としての心で接する生存支援センター』。データだけに頼らず、毎回の通報時には、対人間として親身に応対。県内の支社と連携をとり、緊急通報後最長25分以内には、どの利用者宅にも到着できる体制をとっている。また、一人ひとりの状況を把握するため、毎月1回はスタッフが直接ご家庭に足を運び、コミュニケーションを図っている。

 「一回一回の対応が、命にもかかわる仕事。大変ですが、今、これまでの人生で一番充実しています。高齢者の方と接するようになり、自分やスタッフにも、これまでにない穏やかな心が生まれてきました。『おおらかで満足した生を全うしてもらいたい』。そして、そのお手伝いができるこの仕事に、自信と誇りを持っています」。 さらに、広く深く地域のニーズに応えるため、今月(平成15年6月)、NPO設立の認証も取得。今後は、『NPO法人 佐賀ひこばえ』としての活動も始めることになる。

 情熱と誠意を持って高齢化社会という大きな壁に挑む山田さん。HOTセンター24の活動は、これからの佐賀に、新しい息吹を吹き込んでくれるに違いない。



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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