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No.125


Profile

1956年、佐賀生まれ。佐賀西高等学校卒。佐賀大学教育学部特設美術学科卒業後、スペイン留学。在学中からシェル美術賞展などに出展。'98年、谷川俊太郎氏とコラボレーション、'99年画集『19年の追憶』出版、'00年に英展受賞。これまで、福岡ドームホークスタウンモニュメントやKBCビルモニュメントなど多数制作。現在は、不定期に個展を開きながら週に2回、佐賀社会保険センターと筑紫美術館で絵画教室を開いている。


佐賀の若者たちへの
メッセージ

「私自身もそういう生活をしていきたいと常に思っていますが、最近のガサガサした社会の中で、絵や文学、音楽に接するのは、とても大事なこと。そういうあらゆるものを見たり聞いたり触れたりしながら、心豊かに生きていってほしいと思います。」「私自身もそういう生活をしていきたいと常に思っていますが、最近のガサガサした社会の中で、絵や文学、音楽に接するのは、とても大事なこと。そういうあらゆるものを見たり聞いたり触れたりしながら、心豊かに生きていってほしいと思います。」


画家

塚本 猪一郎 さん

絵っていうのは心の中の表現であり、自分を発見する作業。
その自分さがしの中で作品ができ、
見る人も、何かしら自分の心を見つけることができれば、
それでいいんです。

 バルーンフェスタ開催から翌年明けまで、佐賀の市街地を彩る『ライトファンタジー』。佐賀の観光スポットにもなったこのメインストリートの一角、中央大通りの街路樹で、これまた恒例の『ストリートギャラリー』が今年も開催される。

 参加自由・条件設定なしのこのギャラリーは、コンパネに思い思いの絵を描いて、ライトアップとともに飾られるもので、今回で3回目。毎年参加希望者も増え、今年は約80作品が展示される予定だ。

 今回紹介するのは、そのストリートギャラリーのスタッフの1人でもある抽象画家の塚本猪一郎さんだ。

 抽象画というのは、得てして誰にでも評価ができるものではない。特に美術に疎い素人の、それも気の小さい(私のような)人にとってのそれは、言ってしまった後の反応が怖くて、何も言えなかったりもする。

 佐賀在住の画家、塚本猪一郎さんの作品も、まさにその部類だった。

 「何か絵を描いて下さい」というカメラマンの注文に、突然無造作に厚紙をはさみで切り、床に置いたかと思うと何も考えるでもなく、ただマジックペンをすべらせる。何とも言い表し難い、それでいてどこかインパクトのある形や色がいくつも紙の中に重ねられていく。

 そんな塚本さんの絵の特徴は、そのほとんどに黒、それも鮮やかでクッキリとした黒色が使われていることだろう。聞けば、絵の具の中に、さらに絵の具の元になる粉末を混ぜて作ったものだという。

 「昔は、カラフルな作品も結構あったんです。でも、7、8年前から、そういう色づかいがどこか完成しているように思えてきて、もっと色のないところで体ごとストレートにぶつかっていくものが描きたいと思ったんです。でも、絵を描いている時に黒をここに入れようって思いながら描くわけではないのですが」。

 また、できた絵のタイトルの付け方も少し変わっている。あらかじめ、思い浮かんだタイトルを描き並べておき、できたものに合いそうなものをタイトルにしてしまうのだ。「私の場合、タイトルと絵は別のもの。付けない時期もありましたが、タイトルによって、見る人がまたいろいろな発想を持つことができるからおもしろいなと思って付けているんです」。

 自由自在の発想で自分探しの絵を描く塚本さんにとって、ストリートギャラリーはうってつけのイベント。

 「今回出品するのは2作品。いろんな絵があって、おもしろいと思いますよ。皆さん、是非ご覧になってください」。



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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