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No.124


Profile

1950年、福岡生まれ。1975年、九州大学医学部卒業。九州大学医学部附属病院集中治療部講師、佐賀県立病院好生館麻酔科救命救急センター手術部部長などを経て今年7月に同クリニックをオープン。日本麻酔学会認定麻酔指導医、日本救急医学会認定救急認定医、ICD制度協議会認定感染コントロール医。


佐賀の若者たちへの
メッセージ

「体や心についての、どんな小さい悩みでも、家族に相談するみたいに気軽に話しに来て下さい。」


SAGAなんでも相談クリニック 院長

福本 純雄 さん

「症状はいろいろ、でも体は一つ。
どんな悩みでもまずはご相談を」
現代医療システムの隙間を埋める
佐賀ん街のお医者さん。

 佐賀市街のど真ん中・エスプラッツの一階に、今年7月、かなり珍しい病院が開院した。『SAGAなんでも相談クリニック』---。その名の通り、どんな症状でも相談でき、診察してくれるという、現代の専門化した病院の真逆の発想を理念とする病院だ。院長の福本純雄先生は、九州大学医学部附属病院集中治療部講師や、佐賀県立病院好生館麻酔科救命救急センター・手術部部長といった経歴を持つ大ベテラン。だが、そんな総合病院で患者さんと接するうちに、現代医学のシステムに矛盾を感じ、今回の開院を決意したと言う。

 「患者さんは、苦しみがあるから病院に来るんです。特に、総合病院の場合、ある科に行って検査をした結果、その専門とは別の原因が見つかったら、また日を改めて別の科に行き検査をしなければならない。苦しみを持ったまま帰り、挙げ句にはたらい回しにされたりしてしまう患者さんも少なくありません。この病院では、全ての症状の相談を受け付け、診察し、専門医院に行った方がよい場合は、適切な医療機関を紹介します。患者さんとも時間が許す限り話をします。私としては、これが本来の医療のあるべき姿だと思うんです」。

 福本先生の専門は麻酔科だが、これまでの経験から、『なんでも屋福ちゃん』の名で、診療全般を担当している。時には、体の病だけでなく、精神的な悩みや家族の病気の相談までも受けているという。

 「病気がもたらす影響は、体だけではありません。さほど症状がひどくないから病院に行くほどではないと思っていても、それが慢性的であれば、日常はつらいものです。そんな悩みを解決するのも、本来医者の務め。町の人たちの健康が、やがては明るい町づくりにもつながっていくのではないかと思うのです」。

 医療による健康づくりから、まちづくりへ。そう、このクリニックのもう一つの特徴は、佐賀の町の中心部にあるということ。予約制にしていないのも、夜8時まで診療しているのも、患者さんの都合で時間を調節できるという、福本院長ならではの心配りなのだ。

 「実際、こういったシステムの病院は、経営が困難なんです。話を聞くだけで1時間、1時間半かけるなんて、これまでの病院では到底できなかったこと。それが実現したのも、実は『エスプラッツ』だからこそなんです。人々の集いやすい立地条件、受付をのぞいて混んでいれば、買い物や他の用事を済ませてから来ることができる。この場所での開業は、あらゆる意味で“うってつけ”だったんです」。

 そんな便利さと、福本先生の診察方針で、開業以来、患者は口コミで増えているのだそう。

 店舗の撤退や商業床の競売など、暗い話題続きのエスプラッツにとって、なんでも相談クリニックの開業はまさに救世主。多くの人たちがエスプラッツに出向き、健康をつかみながら、みんなで元気な佐賀んまちを作り上げていきたいものだ。



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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