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No.117


Profile

1974年2月10日、三日月町・勝厳寺の二男として生まれる。佐賀北高等学校〜関西大学文学部へ。大学入学時、サークルに入ったことがきっかけで空手を始めるように。その年の冬、白蓮会館に入門。1997年極真会館全日本ウエイト制大会ベスト8、1998年白蓮会館全日本選手権優勝、2000年正道会館全日本選手権第3位、2001年白蓮会館全日本選手権第3位など数々の成績を残す。3年前に故郷・三日月に戻り、現在、勝厳寺修徒・塾の講師の傍ら国際空手拳法連盟白蓮会館佐賀県支部支部長として活動。4歳から44歳まで約30名の練習生の指導を行っている。


20代の若者たちへ

「僕は「やればできる」という言葉は使いません。やってできなくても、そこに何らかの価値や意味はついてきますから。でも、やらなければ何も始まらない。何かを迷うより、そこに先ず飛び込んでみてほしい。悩みはその後で考えればいいことです。飛び込んだ時点で何かが変わっているのですから。」


国際空手拳法連盟 白蓮会館 佐賀県支部支部長

大野 英章 さん

自分には常に『空手家』という柱があるから頑張れる。
でもね、ボーリングでいい成績出しても
「あいつは空手やってるからな」って言われるんです。
関係ないのに…

 普段は三日月町・日蓮宗勝厳寺の修徒として寺の業務をこなし、その合間に学習塾の講師もしている大野英章さんは、空手拳法・白蓮会館の佐賀支部支部長として、約30人の門徒の指導を行う空手家。心身共に鍛え上げ、文武両道を日常の中で行っている、バイタリティあふれる青年だ。

 空手を始めたのは、18歳の時。それまでは全く興味がなかったが『せっかく格闘技のメッカ・大阪にいるのなら』という、高校時代の友人からの薦めもあり、大学の空手のサークルに入ったのがきっかけだった。

 「強さには自分なりにある程度の自信があったんですが、初めてサークルに行って先輩から思いっきり蹴ってみてと言われ、ミットを蹴ったら『強いねぇ』って言われたんですよ。今言えばそれは、新入会員に対してちやほやしていただけだったんですけど。でも僕はそれで単純に喜んでしまって。何度も蹴っていたら『うん。十分強いけど、ちょっと膝をこういうふうにして、手を振ってみて』と言われてその通りにしてみると、それまでの『バン、バン!』っていう音が『ボスッ!!』っていう音になったんです。それで、あ、何だ。まだまだ強くなる余地があるんだって。たったその数秒の指導で音が変わった事がおもしろくて、それから虜になりましたね。」

 それからの大野さん、先輩にいろいろな指導を受けていたが、サークルだけの練習では、上達に限界があることを感じるようになった。サークルに入っている部員は他に道場に通っている人が多く、それだけにサークルでの練習には力が入らない。しかも、力の差はどんどん広がるばかり。”このままでは、来年下級生が来てもすぐに追い越されてしまう”と、道場入門を決意。意図的に先輩や仲間が通う流派ではない、白蓮会館の門をたたいた。上下関係の厳しい世界で、誰よりも強くなるための選択だった。

 それからの大野さん、在学中にめきめきと力をつけ、卒業後は同会館の道場職員に。同年、極真会館全日本ウエイト制大会ベスト8、翌年には白蓮会館全日本選手権優勝という成績を残した。

 「強くなりたいという気持ちはもちろんありました。でも、勝ちたいと言うのは、自分の中から出てくるというより、周りのお世話になった人たちの恩に報いたいという思いの方が強かった。それだけ多くの人に支えられ、今があるんだと思っています。」

 そんな大野さんが白蓮会館からのれん分けをしてもらい、佐賀に戻ってきたのは平成11年のこと。すぐに道場を始め、現在は牛津町と佐賀市光町の2カ所で指導を行っている。驚くのは、それ以来2年数ヶ月、1人も道場をやめた門徒がいないということだ。

 「人のやめない道場にしたいというのは目標でもありました。僕が空手にひかれたように、空手のおもしろさを実感して、練習のある日はその前の仕事にも張り合いが出てくるような、それだけ練習が楽しみになる道場にしたいって。もちろん佐賀県の空手のレベルを上げていきたいとは思いますが、空手の良いところは、人間関係の強い絆が作れること。練習中は痛い思いをしても、それが終わった後は、以前に増して打ち解けていける。この空手の魅力を分かってもらいながら練習をしていけば、結果は後から付いてくると思います。」



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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