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No.095


Profile

1960年5月20日、メキシコ・ベラクルーズ州ティエラブランカ出身。大学で国際法律の勉強をしていたが、20歳の頃、国際結婚し夫の仕事の都合で日本へ。現在、2人の母親。NBCラジオ佐賀にゲスト出演したことがきっかけで1991年からパーソナリティに。現在、同ラジオの他、幼稚園でスペイン語を教えたり、翻訳をしたりなど、国際交流面でも活躍をみせている。


若者たちへの
メッセージ

人生は、辛いことが7割あるとすれば、楽しいことは3割しかない。だからこそ、辛いことばかりを思って嘆くよりも、楽しいことを何倍も大事にしなければいけないと思うのです。私たちの国では「ケ・セラ・セラ」といいますが、何事も『なるようになる』の精神で挑戦する。それが、人生を楽しくするポイントだと思うんです。


ラジオパーソナリティー

村川 カルミナ さん

言葉・文化の壁は
コミュニケーションで打破

 NBCラジオ佐賀で朝9時からOA中の「おはようラジオWakiI愛!」。月〜水担当の村川カルミナさんは、メキシコ出身、佐賀在住の二児の母だ。

 ベラクルーズ州ティエラブランカという海のきれいな町で育ったカルミナさん。地元の高校を卒業し、大学で国際法律学んでいた20歳の時、仕事で長期滞在していた日本人の団体と運命的な出会いがあった。それまでテレビでしか見たことのない日本人が珍しく、椅子の上に正座をして食事をする姿に驚嘆。

 「全員そうしていたわけではないのですが、当時は、その変わった行動がおもしろおかしくて、私たちと同じ行動をする日本人は『何、つまんない』って思っていました。(笑)」

 その中の一人であった現在のご主人と恋に落ち、一年足らずで結婚を決意。もちろん周りは猛反対。国際結婚ということより、むしろ20歳の学生では、自らの将来への責任がとれないという理由からだった。

 「日本へ行くことはむしろ、楽しみでした。周りから『着物で生活する』『女は三歩下がって歩く』なんてことを聞くたびに、おもしろい!行ってみたい!ってエキサイティングしてました。」

 時代錯誤な日本の情報を鵜呑みにし、ワクワクしながら日本へ到着現実の風景を見てガッカリしたのは言うまでもない。そんなカルミナさんが日本へ来たことを実感したのは、ベッドもない畳だけのワンルームへ連れられ『ここに住む』と言われた時だったという。 『郷にいっては郷に従え』、そんな諺がメキシコにあったかどうかは知らないが、それからというもの、日本語はテレビの『スペイン語講座』、料理は『3分間クッキング』で勉強し、日本の習慣を熱心におぼえた。近所への買い物はちょっとした冒険。たまに道に迷ってもスリリングな出来事として楽しんだ。

 そんなカルミナさんが唯一受け付けなかったのが『麺をすする』という行為。メキシコでは、音を立てて食べるのはマナー違反。人知れず練習したが、どうしてもうまくいかず、断念した。

 「日本の文化を知り、その中で生活をすることは大事。でも、だからといってこれまでのメキシコでの環境を全て捨てることはできません。そうしてしまったら、20歳までの私が何の意味もなくなってしまうから。大事なのは、そういったお互いのマナーを理解しあうことだと思っています」とカルミナさんは言う。

 二人の子供を持ち、育児の合間に子供の友人らを集めてスペイン語やイタリア語教室を開催。そんな情報を聞きつけてか、十年ほど前にご主人と共にNBCラジオ佐賀にゲスト出演。それがパーソナリティ・村川カルミナのきっかけとなった。

 「依頼があった時、日本語も上手くないし、自信がなかったんです。でも、何事にもトライすることが私の信条。そのおかげでたくさんの出会いがあり、生活の幅も広がりました。人生っておもしろい。別の国で暮らしてそれを実感しました。」



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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