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No.090


Profile

昭和27年福岡県田川郡生まれ。九州大学医学部を卒業後、福岡徳洲会病院にて救急医療を中心に研修、同時に福岡医師漢方研究会にて東洋医学を学び始める。昭和62年4月より現在の勤務。気の理論と実践を伝えるユニークな気の研究家。気功法を指導し、難治の患者に多くの実績を上げている他、企業のリーダーからも高い評価を受けている。


今の生活を
見直そう

東洋医学と一口にいっても針、漢方、気功法などいろいろありますが、やはり生活をする上においての一番の基本は食用なんです。医食同源という言葉もあるように、食べ物こそ人間の体を作っている一番の基本です。気の高い食べ物、簡単に言えば添加物や保存料の入っていない自然のままの食べ物、これがやはり人間の体にもやさしいのです。体の不調があった時、今の自分の食生活をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。また、携帯電話の電磁波が体に与える影響も、実は大きいのです。今の若い人たちは常に携帯電話を持ち歩いていますから、話す時はできるだけ脳から遠ざけて、イヤホンを使って話すことをおすすめします。


佐賀県立病院好生館 東洋医学診療部長

矢山 利彦 さん

人間の治癒力って
素晴らしいんですよ

 鍼や漢方、気功法などを用いて、患者の体をトータル的に治療する東洋医学。現在、県立病院でこの治療法を用いながら、多くの患者の病気と立ち向かい、実績を上げているのが矢山先生だ。

 「今は、西洋医学に比べると認知度の低い東洋医学ですが、その歴史は遙かに長く、何千年前から人類の治療法として用いられてきましたし、西洋医学よりもたくさんの情報を蓄積しているのですよ。」

 矢山先生が東洋医学に出会ったのは、医学を志し、研修医として現場に出た駆け出しの頃。当時、外科医として救急医療を中心に患者との病気に立ち向かっていた先生は、「西洋医学だけでは病気を全て治すことは出来ない」という大きな壁にぶちあたってしまう。手術や薬だけでは治る見込みのない難病、症状ははっきりとあるのに、原因が分からない痛み、そんな苦しみをかかえる患者を目の当たりにして、何とか解決はできないものかと模索している時にまず出会ったのが『漢方』だった。

  「漢方のことを学ぶうちに、俄然東洋医学に興味がわいてきまして、文献を読みあさりました。すると、西洋医学とは根本的に違う事がはっきり分かったのです。西洋医学の基本構造というのは、悪い所を見つけて、それを取り除く事にあります。しかし、東洋医学の基本は気の流れを良くする事にあります。つまり、人間の中には運河のように『気』という生命エネルギーが流れていて、その気の流れが滞った時に体に不調が出て、病気が起こる。だから、その気の流れを良くする事で病気を排除する事ができる、というわけなのです。」

 人間の体を部分々々ではなく全体的にみる、その人間観にも共感を覚えたという。自らの進む道の糸口をつかんだ矢山先生は、それからというもの東洋医学にのめり込んだ。当時の病院で『針師・矢山』との異名がついた事からもその様子がうかがえる。

 知識や実践を身につけ、矢山先生ならではの東洋医学の療法が確立し始めた頃、大学時代の恩師であった県立病院の館長に呼ばれ、佐賀の地へ。それまで、同病院には東洋医学診療という科はなかったが、恩師の計らいもあり、矢山先生はすぐに診療に東洋医学を取り入れ、4年後には東洋医学診療部を設立した。今では、西洋医学だけでは症状が変わらない患者さんがこの部屋を訪れ、針や気功法などによるトータル的な体のケアで多くの患者さんが健康を取り戻している。

  「病気が治るには、その人の『治ろう』という気持ちがすごく大切なんです。重い病気であればあるほど、無気力になり、全てをお医者さんに任せてしまいがちですが、この全面依存の状態では、病を克服するエネルギーが衰弱してしまいます。本来人間には、治る力、自己を癒す自然治癒力というものがあります。この力を気で引き出す。これが病と闘い、うち勝つための大切な事なのです。」



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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