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No.089


Profile

昭和26年11月12日、佐賀市生まれ。25歳の時にSPIRITSのボーカルとしてテイチクレコードから「機嫌を直してもう一度」でレコードデビュー。1年後解散、帰郷し「木原慶吾&スピリッツ」を再結成、サウンドスピリッツを立ち上げる。その後、佐賀インターナショナルバルーンフェスタイメージソングをはじめ、県内のサポートソングを数多く手がけ、地方発の音楽を精力的に発信。現在、自らも音楽活動を続けながら音楽プロデュース、イベントプロデュースの傍ら、ラジオのパーソナリティとして活躍中。


若者たちへの
メッセージ

私の若い頃はとにかくがむしゃらで、好きなことを徹底的にやったし、やれる環境だったんですね。特に、米軍キャンプでの演奏なんて今の人たちには絶対にできない貴重な体験でした。そんな経験があったから、今の自分の音楽やスピリッツ(精神)があると思うんです。 佐賀はよく「何もないところ」と言われます。若い時に田舎がいい、故郷がいいなんていう人はあまりいないでしょうし、それが当たり前です。でももし東京の暮らしに疲れて、佐賀に戻ってくることがあって、何も目標を持たずに戻ってきたらきっと佐賀での生活がつまらなくなると思います。何かをつかんで「何もない佐賀に何か作るぞ。そして楽しむんだ」という意識で戻ってきて欲しいですね。田舎だからできることってあるんです。それを探すことってすごく楽しいんですよ。


SOUND SPIRITS 代表取締役社長

木原 慶吾 さん

器用でも貧乏にならないそれが佐賀!

 県内の大きなイベントのイメージソングやサポートソングを多く手がける木原慶吾さん。エフエム佐賀やNBCラジオのパーソナリティでもおなじみで、佐賀の音楽好きの若者の間で、知らない人はいないといっても過言ではない、県内きってのミュージシャンだ。1960年代、ベンチャーズやビートルズが流行り出した時代に青春を過ごした木原さん、学生の頃はそんな世間の流れに乗るように音楽を愛し、バンドを組んでいたという。

 「GSが流行り出したと言っても、各高校にバンドが1つあるかないかで、『エレキ=不良』というイメージが強かった時代。でも、その頃はただ楽しんでいるだけで、音楽で生計を立てようとか、そういったことは考えてもいませんでした。」

 高校卒業後、東京の専門学校へ進んだ木原さん、1年後、放送芸術学部に所属した中で知り合った仲間に触発され、本格的に音楽をやるようになったという。バンドを組んで新宿や六本木を渡り歩き、数年後、東京で活動していたバンド、SPIRITSのボーカルとして活動するように。米軍キャンプなどを回って演奏し、昭和53年にはレコードデビューを果たした。

 時はピンクレディの全盛期。他に矢沢永吉の『時間よとまれ』やサーカスの『ミスターサマータイム』など今でもCMに使われる程のヒット曲が出ていたが、そんな中でも北海道のヒットチャートで5週連続1位をとるなど、かなりの人気ぶりだったという。(九州であまり放送されなかったのが残念だ)そんな順風満帆な芸能活動だったが、1年足らずでバンドは解散。理由は自分たちのスタイルを大切にしたかったから、そして、自分たちの将来に限界を感じたからだった。

 「今思うと、あの時スパッとやめたからこそ、未だに音楽活動ができているんだなと思います。そのまま東京でバンドを続けていたら、売れなくなり、挫折して、好きなことさえできなくなってしまっていたと思いますから。」

 佐賀に帰ってきてからの木原さんは、「木原慶吾&スピリッツ」を再結成。バンド活動を始め、スピリッツの仲間とともに現在の会社を立ち上げた。家庭を持ち、子供が産まれていた当時、生活のことも考えなければならない。そこで「生活のためにできること」ではなく「好きな音楽を使って生活をする方法」を考えた。それが今の地元に密着した音楽活動の原点だ。

 「私の音楽は基本的にはロックなんですが、『こうじゃなければならない』という概念があまりなかったので、自然に順応できたんだと思います。歌も、作詞も人よりちょっと上手いだけ。個性がないのがボクの個性なんです。秀でてはいないが、オールマイティにこなす。東京では中途半端で器用貧乏なのでしょうが、佐賀ではそんな私の個性が受け入れられた。土地に合っていたんでしょうね。」

 木原慶吾の歌は、ロックでもなく、演歌でもない、まさにSAGANSONGなのだ。



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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