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No.085


Profile

1960年、佐賀市生まれ。佐賀北高等学校卒業後京都産業大学外国語学部へ進学。在学中に人形劇を知り、人形劇団「京芸」に入団。その後大学を中退し、人形劇役者としての道を歩むように。1999年6月、福岡県筑紫野市に「人形芝居ひつじのカンパニー」を旗揚げ。構成員2名で九州一円で活動を始める。


これからの
「ひつじの
カンパニー」

「ひつじ」は、今の時代を象徴する動物をイメージして名付けました。 (自分の顔が羊に似ているからという理由もあるのですが)。多くの人たちが、人形劇をみて笑顔を見せて喜んでくれるのが一番のやりがいを感じる時。18年の経験があるとはいえ、ひつじのカンパニーはゼロからの出発。公演を始めて半年になりますが後2、3年は勉強だと思っています。


人形芝居 ひつじのカンパニー

北村 直樹 さん

子供達の笑顔を見ると
「頑張ろう」って思います

 日差しも春の気配を見せ始めた、陽気のいい3月のある日、佐賀市のなかおれ幼稚園では人形劇が行われていた。ホールに集まった子供達が時折大きな笑い声をあげながら必死に見入っていたその人形劇は「きなこちゃんとダンス!」という一人人形芝居。汗だくになりながらも、楽しそうに人形と話し、あやつっているのが、今回紹介する北村直樹さんだ。

 現在は筑紫野市に事務所を構えているが、生まれ・育ちは佐賀。人形劇は、京にいた大学時代から学び始め、今年で18年目になる。

 「人形劇をやり始めた時は、後々も趣味でずっとやっていけたらいいなと思っていたんです。でも、やっているうちに、これを仕事にして生計を立てている人がいることを知って、『じゃあ、僕も絶対やろう』って。それで、大学もやめちゃったんです。仕事先が決まって、行く必要がなくなったから。短絡的なんですけどね(笑)。」

 京都の人形劇団『京劇』に入団し、役者としての勉強を始めた北村さん、当初は5年ほどで九州に戻って旗揚げする予定だったが、修業すればするほど人形劇の奥深さを実感、演出まで手がけるようになると忙しさも手伝って、いつの間にか十七年が過ぎていたという。

 そして、愛娘の小学校入学をきっかけに九州で独立することを決意。京都の劇団時代に知り合い、職場結婚した奥さんと共に昨年六月、「ひつじのカンパニー」を設立した。今回取材した公演「キナコちゃんとダンス!」は、昨年十月に完成した、独立して初めての作品だ。

 「原作と演出は奥さん。大道具や小道具は二人の合作でてんてこ舞いになりながら創りました。何せ構成員が家族だけなもので、準備も後かたづけも大変なんですが、新しい出発点としてフレッシュな気持ちで頑張っています。」

 人形劇の内容は、キナコちゃんという幼稚園の女の子とお父さんの一日の話。「実生活のエピソードなんかもふんだんに取り入れた」というだけあって、ファンタジーなストーリーの中にも、かなりリアルな台詞が入り交じり、親近感あふれる仕上がりになっている。

  「実は、キナコという名前も、娘のユミが生まれる時に『どっちの名前にしようかな』って最後まで迷っていたもう一つの名前なんです。娘もそんないきさつを知っているからか、僕の練習をすごく熱心にみてくれて、スタッフの一員になっているんです。」

 時には人形を紹介するコメンテーターに、そして時にはキナコちゃんのお父さん役に扮しながら、巧みに人形をあやつる北村さん。キナコちゃんをあやしている場面は、役者としての力量だけでなく、父親としてのやさしさや大きさがにじみ出ているようだ。

 「来年の夏には、おなかの中の赤ちゃんと夫婦の話『あなたがうまれるまで』が完成します。もちろん、キナコちゃんとダンス!も要望があれば公演しますので、どちらもぜひ一度見てみてください。」



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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