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No.057


Profile

昭和45年2月、三日月町生まれ。佐賀工業高校卒業後、企業に3年勤めた後、21歳の時、家業であった農業を継ぐことを決意。2年間福岡でランの栽培の勉強をした後、古賀園芸を設立。1200坪のハウスに年間10万本のコチョウランを栽培。全国の10%を生産する大きなグループの一員として見事なランを全国に出荷している。


自分のこれから

コチョウランは栽培を始めてからすごく好きになったのですが、コチョウランの栽培にこだわっているわけではないんです。同じランでもシンビジウムやカトレアなんかに人気が出た時期もあったように、いつまでもコチョウランの時代ではないと思いますので、その時代のニーズに合ったものを作っていきたいなと思います。


古賀園芸 代表取締役

古賀 博幸 さん

栽培を始めるまで
コチョウランがあることも知らなかったんですよ

 田園風景の広がる三日月町を走っていると、その一角に、大きなハウスが見えてくる。数年前からコチョウランの栽培を始めた古賀博幸さんの経営する「古賀園芸」だ。

 29歳という若さ、スタッフ十数人とともに、年間出荷するランの数は10万株。熱心に、そして大胆に事業を展開している古賀さんだが、実は栽培を始める8年前まではコチョウランという花自体もよく知らなかったとか。

 「21の時に農業を継ぐ決意をして、どうせするなら米や麦ではなく、何か他のものを、と考え、相談した結果、花を育てるのがいいという結論になったんです。それで、いろんな花を見ていた時にたまたま福岡で、農業を一つの事業として考え、成功している『おもしろい人物』に会いまして。その人が栽培していたのがコチョウランだったんです。」

 これからの時代の農業は、ただ生産するだけではなく、企業的に展開していくことが必要。そう感じた古賀さんは、その『おもしろい人』のところへ行き、2年間住み込みで栽培のノウハウや経営のやり方などを学んだという。

 コチョウランといえば、l本l方円とも言われることのあった程高価な花。さぞかし栽培も困難を極めるのだろうと思いきや、古賀さんは「花を作るよりも経営の方が難しいですね。花は施設と技術があればいいのですが、その花をどうやって事業に乗せ、成功させるか。そっちの方が大変ですよ」と言う。

 聞けば、栽培のほとんどは海外で。コチョウランの花が咲くまでには3年間という長い期間を要するため、種をタイの方に持っていき小さな苗まで育てる。その後、また中国と台湾でl年半程度栽培し、日本へ逆輸入するという方法をとっているのだとか。

 「ここのハウスで栽培するのは、株がある程度大きくなり、出荷する半年程前から。その方が環境もよく、何よりコストが削減されるんです」という古賀さん。確かに、機械製造などでは、組み立て、パーツを海外で行ないコストを削減するというのは日本でよくある方法。そう考えると、まさに園芸も大きな事業なのだ。

 「今、農業をやっている若い人たちのほとんどが親の仕事を受け継いだ2代目や3代目の人たち。そんな人たちにももっと『これからの農業』について、自分の頭で考え、思い切ったことをしてもらいたいんです。新しい農業の時代に向けて、もう世の中は動き出しているのではないでしようか。」



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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