「タウン情報さが」トップへ 株式会社西日本情報センター
849-0928
佐賀県佐賀市若楠3-1-15
TEL 0952-33-3155
FAX 0952-33-3166
月刊タウン情報さが
tjsaga.co.jp を検索 WWW を検索
トップ>佐賀の人
No.001〜050のリストへ   No.051〜100のリストへ   No.101〜150のリストへ   No.151〜のリストへ

No.047


Profile

昭和15年3月14日、大分県出身。地元の高校卒業後佐賀大学教育学部で美術を専攻し、卒業後美術の教諭として多久西部中学校へ。以降、県内の中学を点々とし、教壇に立ちながら、二科展に出展、新聞の4コママンガを担当と精力的な日々を送る。今年4月、城北中学の校長に拝命。現在、多忙な中、20年ほど前から続けている、卒業式の時に卒業生に渡す本人のイラスト描きに専念する。


若者たちへの
メッセージ

今はとても物が豊かですが、その分、心が貧しくなってきてはいけないなと思いますね。美術にしても何にしても、文化というのは心の働きで作り上げるものだと思いますから、自分個人の文化を持って、その文化の交流をしてもらいたい。何か(自分の文化)を持っている人というのはとても魅力的なものですから。


佐賀市立城北中学校 校長

宗 俊朗 さん

一度描いた生徒の顔は
忘れません

 「卒業式の時、体育館にずらーっとこの絵を貼って、本人に持って帰ってもらうんです。美術の時間に作らせた本人作の額に入れて。今はピンとこないかもしれませんが、何年、何十年たった時にいい思い出になると思いますね。」

 卒業生の似顔絵を一枚一枚色紙に描き続けて20年、これまでに描いてきた生徒の数は3000を越すという佐賀市立城北中学校校長の宗俊朗さん。きっかけは担任をしていた1クラスの生徒たちに描いて渡したことだというが、それが評判を呼び、全クラスに発展、今では宗校長のいる学校の名物行事の一つにもなっている。

 校長室に入ると、たくさんの色紙に描かれた生徒の顔・顔・顔がずらり。それぞれに特徴をよくつかんだ、生き生きと輝く表情が印象的だ。今年の卒業生は258人。卒業式に間に合わせるために、1日2枚とペースを決めて、9月の体育大会の翌日から描き始めているという。

 「なかなか特徴がつかめずに一人に3日かかったりする時もあるんですが、すぐに描けても、苦労して描いても、一度描いた生徒の顔は忘れないんです。校長になって、生徒と直接触れ合う場所も時間も極端になくなりましたので、似顔絵の見本は生徒たちを一人ひとり校長室に呼んで写真をとっているんです。これも一つのコミュニケーションかな、なんて思いながら。」

 また、年間に50部の学校通信も自ら発行。得意の4コママンガを入れながら、朝礼で話したことや、現代の少年事件などに対する意見がまとめてあるものだが、これも保護者に学校の姿勢を伝えることができる一つのコミュニケーションツールというわけだ。

 宗校長はもともと美術の先生。教壇に立ちながら生徒たちの才能を発掘し、多くの賞をとらせるのはもちろん、自らも二科展に入賞したり、佐賀新聞の4コママンガ(『てんぷらくん』昭和44年から22年間、1000回に渡って連載した)の担当をしたり、佐賀まんが集団を結成したりと、佐賀県の美術文化におおいに貢献してきた人物。現在も一般の人たちを対象に、多久市でえてがみ講座や似顔絵講座を開いたり、まんが集団で老人ホームを慰問し、イラストを描いてプレゼントしたりと多忙な日々を送っている。



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

Copyright All rights reserved. NISHINIHONINFORMATION CENTER CO.LTD.