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No.046


Profile

昭和31年8月15日、脊振村市生まれ。神崎農業高等学校(現在の清明高校)を卒業後、農業大学校へ。21歳の時からポインセチアの栽培を始める。現在、日本ポインセチア協会の指導員も務め、九州各地の生産者に親苗を卸しているポインセチア栽培の第一人者的存在。


若者たちへの
メッセージ
辛抱するということが大事ですね。それも、目先だけのことに対する辛抱ではなく、夢のある、先の見える辛抱をすること。自分の身に返ってこないことで我慢していても何もならないですが、将来経営者になりたいとか、こうなりたいとかいう夢を持って、そのために努力をするということは必要じゃないかなと思いますね

ポインセチア生産

松永 規三朗 さん

出荷までは気も体も
休めませんね

 12月24日、クリスマス・イヴは、カップルや子供たちにとっての一大イベント。クリスマスツリーにケーキ、そして街角に飾られたイルミネーションは、人々を何となくウキウキした気分にしてくれる。そして、クリスマスに欠かせない花がポインセチア。赤と緑のコントラストが美しいこの花は、毎年12月中旬になると花屋さんをはじめあちこちで見かけるようになり、私たちにクリスマスの雰囲気を味わわせてくれる。

 佐賀市久保泉町にハウスを持つ松永規三朗さんは、ポインセチアの栽培を始めて22年。毎年、全国1・2位の生産数を誇る10万鉢を栽培・出荷している。松永さんとポインセチアとの出会いは、大学を卒業した後すぐのこと。

 「ハウスを建てた時、時期的に栽培する商品が限られていたっていう単純なきっかけでポインセチアを栽培し始めたんです。」

 今でこそクリスマスの花として浸透しているポインセチアだが、22年前の当時はまだ知名度が低く、九州全土で1万鉢程度しか栽培されていなかった。松永さんはテレビやラジオ、新聞などのマスメディアを使い、ポインセチアの普及拡大に務めたという。その甲斐あってか、数年ほど前からポインセチアの需要が増え、現在の生産数は500万鉢、九州でも70万鉢が作られるようになった。実は、その九州の70万鉢の苗も全て松永さんのところで育てられたもの。イタリアやデンマークから輸入してきたポインセチアの親株を育て、九州の各生産者に卸し、栽培の指導までも行なっているのだ。この資格を持っているのは、全国に14人しかおらず、九州で売られているポインセチアは、何らかの形で松永さんの手が掛けられたものだという。

 そんなポインセチア達人の松永さんは、栽培において一番大事なことは、自らの肌が感じる感覚で植物を世話することだという。

 「ポインセチアだけでなく、全ての植物に言えることですが、生産者というのは、植物とほとんど変わらない体でなければならないんです。自分が寒いと思えば上着を着るのと一緒にハウスを閉めて植物も温めてあげたり、乾燥して喉が乾くなぁと思ったら自分が喉を潤すのと同じように植物にも水を与えてやる、といったように。だから、いつも気候を肌で感じられるように、厚着もしませんし、冷房にもあたらない。そういう面ではシビアですよね。」

 丹精込めて育てられたポインセチアたちが出荷され、消費者の手に渡るのももうすぐ。今年のクリスマスでは、松永さんが作ったポインセチアが、人々にどんな思い出を作ってくれるのだろうか。



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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