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No.039


Profile

昭和15年3月、長崎県対馬生まれ。山口大学文理学部理学科卒業後、九州大学生産科学研究所助手として九州大学へ。同所講師を勤めた後、25年前に佐賀大学理工学部助教授として初めて佐賀の地を踏む。昭和60年に理工学部教授、平成元年には経営者への教育本「成長の原理」を発刊。現在、この原理をもとに多くの経営者を指導している。


若者たちへの
メッセージ

佐賀の人というのは、江戸末期から明治にかけて日本を創った人。その血は佐賀の皆さんにも流れています。だから、佐賀の人たちは物を創り出す力が強い。ただ、欠点はその力を出せないでいること。ちょっと引っ込み思案なところがあるみたいですから。もっと自信をもって仕事をしてくれるといいなと思うんですけどね。


工学博士

上原 春男 さん

21世紀は佐賀が中心に…

 「佐賀っていうのはね、すごく不思議な町なんですよ。まずね、日本の科学技術を創ったのは、佐賀の人達が多い。医学もそうだし、鉄工業もそう。新日鉄や三菱重工、東芝だって創ったのはみんな佐賀の人達なんですよ。それに、東大の初代の教授のほとんどが佐賀出身だったんですから。」

 佐賀に来る前は九州大学生産科学研究所の講師として活躍していた上原春男さん、佐賀大学へ就任する際は長崎や熊本、山口からも誘いがあったというが、その話を全て蹴り佐賀を選んだ。その理由の一つが、前に述べた科学技術を創ってきた佐賀の先人たちの歴史を研究したいという興味に駆られてであったのだとか。

 現在は佐賀大学理工学部学部長。就任以来佐賀の研究を重ね、今では佐賀を愛し、佐賀の成長を望むきっての愛郷家だ。

 また、工学博士という肩書を持つ上原さんのそもそもの専門分野は科学。その科学の面でも佐賀に大きな貢献を見せている。火力発電や原子力発電の研究をしていた時、21世紀の環境に危機感を持った上原さんは、当時あまり知られていなかった『海洋温度差発電』の設備を開発、佐賀大学で特許をとるまでに至った。これは、地球の資源にほとんど影響がなく公害もないシステムで、半永久的に使えることから今、インドをはじめ多くの国が注目しているのだとか。

 「この設計は佐賀大学でしかできません。ノウハウを私が持っていますから。だから、この分野では世界的に佐賀大学の名が知れ渡っているのですよ。」

 世界的規模で多忙な日々を送る上原さんだが、その傍らでは、佐賀県の経営者指導にも力量を発揮している。現在出版されている『成長の原理』は、上原さんが科学を研究する中でつきつめた、経営者のための教育論。この原理をもとに、今、多くの企業が上原さんの指導を受け、成績を伸ばしているのだ。

 「20世紀ももうすぐ終わろうとしている今日、日本の動きも大きく変わり、新しい時代が創られようとしています。私、その先駆けになるのは佐賀じゃないかと思ってるんです。明治維新の頃、佐賀の人たちが活躍したように、21世紀も佐賀が中心に動いていくんじゃないかって。先人の血を受け継いでいる佐賀にはそれだけの力があるんじゃないかって。『成長の原理』は、それを手伝うセオリー。この論理を通して、佐賀の経営者の人達に大きく育ってもらって、新しい日本を担ってもらいたいですね。」



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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