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No.022


Profile

昭和47年10月、塩田町出身。佐賀東高校体育コース1年の時、なぎなた部部員第1号に。大阪体育大学へ進み、卒業後母校の保健体育教諭として赴任。昨年12月、千葉市で行われたなぎなたの全日本選手権で見事日本一を勝ち取った。県内で唯一の同校なぎなた部顧問としても活躍中。


私のこれから

なぎなたはまだ競技人口が少なく、なぎなた部があるのも当校だけなので、生徒たちにもっと興味を持ってもらい、底辺を広げていきたい。自分自身も技術的にも精神的にももっともっと伸びていきたいと思っています。


佐賀東高校保健体育教諭

尾形 美和 さん

やる時はやる。遊ぶ時は遊ぶ。

 とある日の放課後。佐賀東高校体育館の片隅で精神統一をし、無心に稽古に励むなぎなた部の部員たち。その脇に、静かに正座し生徒を見守る若き顧問、尾形美和さんの姿があった。

 ピンと伸びた背中、リンとした表情、時折発する的確な指導。真剣な眼差は、武の道をまい進する輝きがあふれている。

 尾形さんは現在25歳。ちょうど10年前、同校なぎなた部の第一号部員としてこの場所にいた。

 「運動はもともと好きで、中学の時に陸上と球技(バレー)をやっていたので、高校に入ったら武道をやろうかななんて思っていたんです。初めは剣道部に入るつもりだったんですけど、恩師に『武道に興味はあるんだったら、なぎなたをやってみないか』って勧められて。格好もいいし、当時競技人口も少なかったので、すぐ選手になれるかな、なんて思って・…・」と笑う。

 もちろん一人では稽古ができるはずもなく、練習場の確保もできていなかった当初、尾形さんの稽古は月三回、佐賀総合体育館で行なわれていた連盟の合同練習のみ。約7qの道のりを、防具となぎなたを担いで自転車で通っていたという。

 「教わった型を忘れないように、稽古のない日は長いほうきを振り回してましたね。」

 高校時代こそかんばしい成績は残せなかったがご元来持った運動神経のよさと負けず嫌いの精神で大阪体育大に入学後はめきめきと成長、在学中に全国大学選手権3位という成績を残した。

 「高校の時からは考えられない程ハードな稽古でした。大学での4年間は技術だけでなく精神的にもだいぶ鍛えられたと思います。」

 “卒業したら母校でなぎなたを教えたい”大学に入る時からのそんな願いを叶え、卒業後保健体育の教諭として同校に赴任、もちろん同時になぎなた部の顧問となった。三年目の今期、生徒たちを全国高校総体5位に導いた尾形先生、昨年末には生徒に負けじと、自らも全日本選手権に出場、見事日本一の座を勝ち取った。勝因は?の問いに、『けじめをつけること』と即答。

 「やる時はやる、遊ぶ時は遊ぶ。自分もそうやって稽古を続けてきたので、生徒にも同じように教えています。」

 なぎなた一筋かと思いきや、バイクが趣味という一面も持つ尾形さん、休みの日はツーリング仲間と一緒に900ccの愛車で熊本まで出かけることもしばしばとか。なぎなたで鍛えられたスポーツ精神と、好きなバイクとその仲間との中で育てられたゆとりのある生活。尾形さんの中から湧き出るエネルギーの源はそのあたりにあるのかもしれない。



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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