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No.005


Profile

昭和21年年9月、熊本県生まれ。高校までを地元で過ごし、佐賀大学文理学部に入学。卒業後、佐賀広告センターの創業スタッフとして企画制作・営業に携わり、昭和54年年3月に退社後、独立。以来経営コンサルタントとして活躍。今年、「いのちの科学研究所」と社名を改め、その所長として、経営をはじめ育児教育、人生の相談役として、厚い信望を得ている。


いのちの科学所究所

緒方 和彦 さん

人間、快適な状態で生きていれば、
やりたいことは自然に実現するものなのですから。

 これまでの18年にわたる経営コンサルタント業に併せ、今年7月から「いのちの科学研究所」としての活動を開始した緒方和彦さん。「企業は人なり」と言われるように、会社経営をつきつめたところにある、一人の人間の生き方を学ぷ、佐賀でも珍しい研究所。訪れる人たちは、経営者をはじめ、主婦や会社員など、多種多様で、週に数回、座談会のような形で勉強会を開いている。この人たちの経営、仕事、育児教育、人生の成功を手伝うのが緒方さんの仕事だ。現在、この仕事に強い信念を持ちながら、マイペースで毎日を送っている緒方さんだが、この研究所を始めるまでには、さまざまな寄り道があった。

 佐賀大学卒業と同時に、創業スタッフの一人として佐賀広告センタ−に就職。経験者が少なかったため、入社して間もなく広告やCMのディレクターを任されるようになった。教えてくれる人がいるわけもなく、制作のノウハウも分からない緒方さんだったが、暗中模索でがむしゃらに制作を続け、夜を徹することもしばしばだったという。

 制作業務に8年、営業に2年を費やし、経営の現状を考えさせられた緒方さんは、経営向上に対する広告の限界を感じ、昭和54年3月に会社を退職、おがた広告企画研究室と看板を掲げ、広告に限らず、全面的な工−ジェントとして経営向上を手伝う仕事を始めた。

 当然実績もなく、顧客を作るために自分の生活を省みずに走り回る毎日。顧客ができてからも、昼も夜もなく仕事に精を出し、肉体的にも精神的にも重圧のある日々を過ごしていた。緒方さんの努力が報われ、経営コンサルタントとしての緒方さんに賛同する経営者も徐々に増え、表向きには順調のように思えた。

 しかし、医者の不養生とはよく言ったもので、仕事のことばかりを優先するあまり自分自身は中年太りになり、体調を崩すこともしばしば。家庭や家族のことをに気を配ることすらなかった過去を振り返り、「自分はどこかが狂っている」と思い始めたのが44歳の時であった。仕事中心で生きてきたこれまでの自分の人生に対して「なぜこんなおかしな生き方をしてきたのだろうか」と自問自答を繰り返しながらたどり着いたのが、本来の人間としてのあるべき姿を知らなけれぱならないということであった。

 それからというもの、これまでの習慣を一転、早寝早起き、食生活など、人間の基本的な生活を正しくしてみると、2ヶ月で12キロも体重が落ち、体はみるみる楽になったという。

 「今まで身を呈して頑張らなければ会社は良くならない、豊かになれないと思っていましたが、何のために仕事をやるのか、また自分の人生とは何のためにあるのかという根本的なことが分かってからは、自分が一番心地良いように、したいことをしたいような形でしていくのが結局は一番うまくいくと確信するようになりました。人間、快適な状態で生きていれば、やりたいことは自然に実現するものなのですがら。」

 自分自身の経験から得た今の理念は「“人間の真性”を自覚すると思いは実現するという法則を信念として生きることができる』ということ。つまり、人間は、生まれてから自分に付けた地位や体験や業績は財産などではない。自分の本当の性質を知ると、人間のすごい力や可能性を確信することができて、素晴らしい人生になるというものである。これは、どんな経営者、ありとあらゆる人々にあてはめることだと、緒方さんは言う。

 今回の研究所開設は、この理念を多くの人たちに知ってもらい、人生を快適に過ごしてほしいという切なる願いを込めて。人間が本来持っている力の限りない可能性を胸に、生きる道を見い出した緒方さんの第2の人生は、今始まったばかりだ。



※プロフィールなどの記述は「月刊タウン情報さが」掲載当時のものです。

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